« 国際基準 | トップページ | 鯨月間 »

2008年11月 6日 (木)

めぐりあい

 私事ですが昨夜親戚の通夜がありました。亡くなったのは妻方の叔父で、叔父は光源寺のお坊さんでしたので通夜はお寺で行われました。

 親戚にはお寺の関係者は他にはいないので、その叔父がなぜお坊さんになったのかは今まで知らなかったのですが、昨夜の通夜の最後に住職さんが故人との「めぐりあい」をお話くださったなかで叔父がお坊さんになった経緯を知りました。そのめぐりあいとは…

 叔父は長崎生まれですが栃木に住んでいました。60歳の時に長崎に一時帰省し(たまたまなのか)光源寺にお参りにきて住職と話す機会があったそうです。その時は「私も60歳、還暦を迎えるので来月またその報告にきます」と言うものだったとのこと。そしてほどなく住職に叔父から連絡あったので、てっきり還暦の報告と思いきや叔父の連絡は「突然妻を亡くし長崎に帰ってきた」というものだったそうです。叔父と住職のつきあいはそこからが始まりなのですが、叔父の落ち込みようは相当なものだったので、住職はこう言われたそうです。

 「私にはなにもしてあげることはできないが、私は毎朝6時半から本堂でお経をあげているので貴方もよければ一緒しなさい」と。それから叔父は毎日毎日、住職と一緒にお経をあげたそうです。そして翌年のある時突然に「私も坊さんになろうかな」と言い、「それならばもっと勉強せねば」と住職から言われ京都に行き修行してお坊さんになったそうです。それから亡くなるまで、お寺のため、檀家さんのためにずっと務めてこおられたとのこと。そしてその間に私の妻の叔母と再婚したとのことで、住職さんは叔父を支えたのは叔母だと言って「故人がお礼を自分にかわってせろと言いよるけん」と土下座までされて喪主である叔母にお礼を述べられました。

 身内の通夜ながら、なんだかじんとしたいい話を聞かせてもらい、また自分だったらそこまでできるか、人のために尽くせるかと考えさせられました。そして、住職が「これもめぐりあい、家族以上のつきあいであった」と言われましたが、私も月並みですが一期一会のめぐりあいを大切にしていきたいと改めて思ったところです。

|

« 国際基準 | トップページ | 鯨月間 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 国際基準 | トップページ | 鯨月間 »