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2011年1月16日 (日)

タイガーマスクとこども基金

 連日、タイガーマスクのニュースが報道され長崎でも善意の気持ちが続々と続いています。昨日の新聞を読むと私が在籍した青年協会が福祉事業でもちつきに行ったり、おくんち前夜祭に子ども達を招待しているマリア園にも10万円の現金が届けられたとのこと。

 でも私自身は政治に関わる一議員として今のこのようなタイガーマスクの連鎖になんとなく考えさせられたりすることがあります。

 善意の輪が広がることはいいことだと思いますが、その行動はどこからきているものなのかを考えた時、たぶんに今の殺伐とした世の中への不満や、将来への不安、政治への不信があることは明らかです。弱肉強食的な世界になりつつあるなかで、弱者の対象が養育施設の子ども達に向けられこのような行動の連鎖が続いているとするなら、ならば政治が何をなすべきか~考えさせられます。

 また善意の輪は、あくまで今の一時的なもの、言葉悪く言えば「ブーム」でしかありません。この気持ちを恒常的に表し継続していくためにはどうすればいいのか?それは子ども達の置かれている現況をよく理解することが大事なことだと思います。そして行政としてどのような支援ができるかもこの際よく考えてみることも必要だと。ご存知ですか、現在もある浦上養育院は日本で最初の児童養育施設であったことを。また明治12年に外海に来たド・ロ神父はその当時から孤児院をつくり200人近い子どもを育てていたことを。長崎はいろんなことの発祥の地となっていますが、このような子ども達を社会や地域で育てるということの発祥の地でもあるのです。だからこそ引き継いでいきたいと思うのです「子どもにやさしい街ながさき」を。

 今期、私が提案し事業化された「こども基金」はそういう善意の気持ちの受け皿です。基金の仕組みは一年間で市民や企業の方から寄付された金額とあわせて同額を市が予算化し基金に組み込み、子どもに関わる諸事業に充てるというものです。今回の一連の伊達直人には「行政は信用ならんから直接渡す=行政不信」みたいな気持ちもたぶんにあると思います(本市であったような「子育て支援課」への送金もありますが)

 以前から提案しているのは、基金に寄付するのも市民、ならばお金の使い道も市民で決めたらどうですか?というもの。この際行政も今一度そのようなことも考えてみてはどうだろうかと改めて思ったりもしています。残念ながら基金の方は正直(思ったほど)集まりは芳しくありません。

 全国のタイガーマスクのニュースをほほえましく接しながらも上記なようなことも考えている今日この頃です。

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