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2017年5月18日 (木)

島の将来と医療

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 昨日視察した対馬病院は医師は35名で、そのうち養成医が27名、プロパー6名(最年長の医師はなんと90歳を過ぎてると)、医局派遣が2名となっており、養成医(自治医科大含め長崎県の医学就学金にて医者になった者)の内、就学金を返さなくていい分地元で働かなければいけない期間で対馬病院で働いている医者は20名だそうです。

 また標榜している診療科目は25科ありますが、泌尿器科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、精神科・思春期外来、心臓カテーテル、心臓血管外科外来、整形外科、神経内科、糖尿病、脳外・リウマチ・肝炎・肝臓・血液、腎臓内科、腹部外科については島外医療機関から月1~12日で診療応援を得ています。

 さらに看護師は毎年不足状態で、今後も5~10人の不足が生じる予測がなされており、人材の確保とあわせて高齢化が大きな問題となっているとのことでした。

 対馬の医療環境の特徴として、県内で群を抜いて(県内1位)標準化死亡比(年齢集団毎での死亡比率の比較)が高く、高齢化の進行も県内のなかでも特に早い進行で、かつ死亡の場所が自宅以外が圧倒的だということ(病院&診療所 76.6%、自宅 12.7%、介護施設 8.6%)、そして過疎地のため島内に民間の病院がないこと。

 以上のことから国が進める在宅医療への転換が島では難しいこと、一方で地域の高齢化の進行は人が住む集落としての存在すら危ういこと(図の茶色の高齢化率70%超えの地域は日々住民がどうやって生活をしていくのか想像がつきません)、住民の一切の命を守る基幹病院も人材確保を含めて綱渡りの状況のなか精一杯頑張っていること。それは「熱意や情熱」だけでは乗り越えられるものでなく今まさに必要な支援やフォローを積極的に取り組まねばならないことを再認識した視察調査でありました。

 

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コメント

長崎市の坂の上の住民に平地に移住したほうがいいと考えるならば、
対馬の過疎集落の方々に、拠点となる街に移住してもらう方法もあるでしょう。

投稿: pp | 2017年5月19日 (金) 06:33

対馬は地図で見ると、とても長崎県だとは思えません。
どちらかというと、福岡県ですね。
或いは、韓国かもしれません。
重要な島だと国が思うなら、国が全面的に対馬を管理すべきだと思います。
それとも、財政に余裕のある福岡県が対馬を併合、管理したほうがいいと思います。
長崎は五島の再生に手一杯でしょう。

投稿: pp | 2017年5月18日 (木) 17:28

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